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千夜一夜物語

この長大な説話集の起源についてはいろいろな説があるが、
今日ではペルシアの説話集「千物語」に由来するといわれる。アラビア語に翻訳されたのは850年ごろ。長い年月の間に、
バグダットやカイロあたりの民話も加えられて、現代のような形になった。この「アラビアン・ナイト」の無削除完全版として有名なバートン版を、
大場正史氏の生涯をかけた翻訳でおくる。健康なエロティシズムと強靭な精神にあふれたイスラム世界への最高の案内書ブライザの印刷プレビューで確認してください IEを除く

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 ある所にシャー(王)がいたが、そのシャーが狩に出ている間に妻が不貞を働いた。怒ったシャーはその妻を殺してしまったが、それ以来妻にした女が不貞を働かないように、
初夜の後すぐに殺すようになった。やがてシャーの妻になろうとする若い女がいなくなってしまったが、
大臣の娘、シェラザード(シェーラザード、シェヘラザード)が名乗りを挙げた。シェラザードは初夜の晩に面白い話をして続くような終わらせ方をした。王はその続きを聞いてから殺そうと思ってシェラザードを殺さなかった。しかし、次の晩も次の晩の面白い話は続き、最後には1001話にもなった。その時にはシャーとシェラザードの間に何人もの子供が生まれており、
シェラザードに諭されシャーは改心して妻を殺すことをやめた。